更新日:2023年7月24日

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沖縄市戦跡めぐり

沖縄市では、沖縄戦の実相や歴史的背景を伝える手法の一つとして、嘉手納空軍基地内に現存する沖縄戦降伏調印式の碑や市指定文化財「奉安殿」、「忠魂碑」などの史跡をめぐり、改めて平和について考える機会の創出を目的に「沖縄市戦跡めぐり」を実施しております。

令和5年度 沖縄市戦跡めぐり 

  受付は終了しました。

戦跡めぐり 募集期間:令和5年6月5日(月)~令和5年7月3日(月)

      ⇒令和5年7月10日(月)まで延長

 日時:令和5年8月17日(木曜日)8時30分~13時00分

 コース

 嘉手納飛行場内:沖縄戦降伏調印式の碑(ピースガーデン)

 旧日本軍中飛行場格納庫跡

 旧日本軍野戦病院跡(ウカマジー)

 宇久田小学校跡地

 

☆☆チラシを見る☆☆(PDF:352KB) 

沖縄市周辺の戦跡及び平和モニュメント

沖縄市周辺の戦跡

1.本島上陸地点(北谷海岸)

本島上陸地点の様子

沖縄守備軍は、米軍の沖縄本島上陸地点を数ヵ所予想していたが、そのうちのひとつ、北谷村から読谷村にいたる中部地区の西海岸が現実に上陸地点となった。

2.倉敷陣地壕(倉敷ダム)

倉敷ダムの様子

第24師団(山部隊)が1944年8月に沖縄に転入してから、同年12月に南部へ移動する直前まで構築していた陣地。倉敷周辺だけで数百ヵ所の陣地壕が確認されているが、蛸壷、クランク型、L字型など数形式がある。

3.奉安殿

奉安殿の写真

天皇・皇后の写真を「御真影」といい、教育勅語の発布と前後して、御真影は全国の学校に配られ、沖縄県では1887年に他県に先んじて配布された。御真影と教育勅語を大切に保管した建物を「奉安殿」といい、児童生徒はその前を通るたびに最敬礼を強要された。

4.忠魂碑

忠魂碑の写真

天皇に忠義・忠節を尽くした戦死者の魂を慰めるための碑をいう。明治維新の内戦で天皇軍の戦死者を殉難者として祀った招魂日がその始まりとされ、日清・日露戦争を契機に全国各地に建立される。天皇のために死ぬといった忠義の行動を顕彰強調する政治的・宗教的特徴をもち、戦前の軍国主義思想のシンボルとして思想形成に利用された。

5.比屋根の壕一帯

比屋根の壕一帯の写真

高原から与儀にかけては対戦車戦闘壕が帯状に掘られていたようであるが、比屋根の運動公園入り口には、この対戦車戦闘壕に隣接して陣地壕がまだ現存する。

6.中飛行場格納庫

格納庫の様子

中飛行場とは、1944年4月下旬から9月末にかけて日本軍が建設した飛行場である。米軍の同飛行場の占領に伴い整備・拡張され、現在に至る。現、嘉手納飛行場。格納庫は未だ、嘉手納基地内に残っている。

7.降伏調印式の碑-旧越来村森根

降伏調印式の碑の写真

1945年9月7日、宮古島から第28師団長の納見敏郎中将、奄美大島から高田利貞陸軍少将、加藤唯雄海軍少将らが嘉手納基地に召還され、アメリカ第10軍司令官スティルウェル大将に対し、「南西諸島の全日本軍を代表して無条件降伏」を申し入れ、6通の降伏文書に署名して正式に降伏した。

8.収容所

収容所の様子

沖縄戦中の収容所には、屋嘉収容所に代表されるように捕虜になった軍人を収容する捕虜収容所や一般住民を入れた難民収容所、そして海外や県外からの引揚者を収容した海外引揚収容所がある。

戦中の避難民を含め終戦直後には、北部に膨大な数の難民が集められ沖縄本島に12ヵ所の難民収容所が設置された。その南限が嘉間良難民収容所である。また、引揚者のための収容施設のひとつインヌミ収容所が、沖縄市高原一帯に設置されていた。

沖縄市内の平和モニュメント

9.平和モニュメント(沖縄市農民研修センター広場)

平和モニュメントの写真

作品解説

本体の三本の柱は「平和」「福祉」「文化」の街づくりを、頂上の円球は宇宙に拡がる「地球」と「市民の輪」を表している。

除幕式:1993年3月31日

寄贈者:吉川輔良氏(株式会社吉匠代表取締役)

管理:平和・男女共同課

10.平和モニュメント(沖縄市八重島公園)

沖縄市営運動公園にある平和モニュメント

作品解説

本市の「核兵器廃絶平和都市宣言」(1985年)を受け、非核宣言都市の広告塔として、モニュメントが設置された。親子大使(平成3年度)富原繁信君(美東中学校)の詩「僕たちの力」をイメージ化。平和を求める人々の手が天に向かって伸びている様子を表している。
モニュメントには、「憲法を生活へ、人権尊重の思想を地域へ」「ひとりひとりの生命を限りなく大切に」の文字が刻まれている。

除幕式:1992年1月17日

管理:平和・男女共同課

11.ブロンズ像「陽光の中で」(沖縄市役所1階ロビー)

ブロンズ像の写真

1993年9月7日に西村貞雄先生より寄贈

管理:平和・男女共同課

12.核兵器廃絶平和都市宣言の碑(沖縄こどもの国)

核兵器廃絶平和都市宣言の碑の写真

作品紹介

コザライオンズ・クラブが核兵器廃絶と世界の恒久平和の実現を願い、同クラブ設立25周年記念事業の一環として石碑(久米島の御影石、7トン)を建立し、1985年12月12日に除幕式が行われた。
石碑には、本市が1985年6月20日に宣言した「核兵器廃絶平和都市宣言」が刻印されている。

設置日:1985年12月12日

寄贈者:コザライオンズクラブ

管理:秘書広報課

13.中学生ピースサミット宣言モニュメント(沖縄市役所 前庭)

中学生ピースサミット宣言モニュメントの写真

作品解説

2000年8月22日~25日に開催された中学生ピースサミットにおいて採択されたサミット宣言を顕彰するモニュメント。
モニュメントには、8人の少年少女が手をつなぎ、世界の人々の融和と協調をイメージしたレリーフ(山入端高子さん作・美東中学校)が彫られている。
中学生ピースサミットには、沖縄市平和大使・広島市平和大使・長崎市平和大使が参加。

除幕式:2000年12月26日

管理:平和・男女共同課

沖縄市の歴史に関する資料館

沖縄市戦後文化資料展示館ヒストリート(外部サイトへリンク)

沖縄市戦後文化資料展示館ヒストリートの様子1

沖縄市戦後文化資料展示館ヒストリートの様子2

戦後沖縄の縮図と形容される沖縄市に纏わる写真や資料を展示

住所:沖縄市中央2-2-1タサトビル1、2F

電話:098-929-2922

開室日:火曜~日曜 10時00分~18時00分

休室日:月曜日、祝祭日、慰霊の日、年末年始

お問い合わせ

市民部 平和・男女共同課 

〒904-8501 沖縄県沖縄市仲宗根町26番1号

電話番号:098-939-1212

ファクス番号:098-939-1222